こんにちは、氷川町動物病院です。
ネコちゃんによくみられる便秘症についてのお話です。
皆さんのネコちゃんがウンチをしたとき、その時の形や硬さなどを気にされたことはありますか?
個体差もありますが、一般的に良いウンチとされているのはバナナ状の便や表面が少しひび割れているような便が良いと言われています。
では、逆に便秘のときはどのようなウンチになるのでしょうか?
便秘症を疑うときの便は、硬くコロコロしたような便や長さが短い便のときは便秘の可能性を疑うときがあります。
便秘症の背景には、様々な要因が隠れている可能性があります。
例えば、お食事の中に繊維分が多く含まれているものを食べていたり、冬場で水分をあまりとらなかったり...。
ただ、中にはやはり病気が背景に隠れている場合もあります。
ネコちゃんは、高齢になると腎臓病や甲状腺の病気を患うことがあります。
腎臓病や甲状腺の病気があると、気が付かないうちに脱水症になっていたり食欲の低下にともなって筋肉量が落ちることにより便秘になることがあります。
サプリメントやお食事の見直し、病気が隠れている場合はその病気の治療を行うことにより症状を緩和することができます。
いつものウンチと形が違うな?硬さがずいぶん固くなってきたな、などの変化を感じることがあればお早めにご相談ください。